盛岡の素敵な工芸店 「光原社」
さくらもですが、私がこの東北の旅で一番楽しみにしていたのが、「光原社」を訪れることでした。
宮沢賢治命名の「光原社」の看板のデザインも素敵な本社です。モーリオとはエスペラント語で盛岡のことだそう。
日本中の工芸店のリーダー的存在として知られたこのお店へは、とても行ってみたいと思っていましたが、なかなか盛岡への便が無く、やっと念願がかなったというわけです。
樺細工・いたや細工などの東北の工芸はもとより全国の陶器・漆器、他にも東北の良質な物産品全般を扱うお店は、想像以上の素敵!がいっぱいでした。
もちろん、こちらの有名な「くるみクッキー」は忘れずに購入してきましたよ。
お店の裏手には小さな露地に沿ってかわいらしい建物が軒を連ねています。その建物はそれぞれお店や応接の場として使われていました。露地の突き当たりにあるのは、北上川のゆったりとした美しい流れです。
小さな町を取り囲むような建物の壁のアクセサリーがなんともいえないエキゾチックな雰囲気で、東北の地方都市に生まれてこの優れた工芸の杜を作り上げた人の素敵な感性にうっとり。
えげれす館(応接の場として使われているそうです)の室内。
もう、こんな感じって大好きです。サクラは全然咲いていないけれど、盛岡に来て本当によかったなぁ。
死にゆく妹を前にしてなすすべも無い兄の絶望を救うために、あめゆじゅとてちてけんじゃ(冷たい雪をとってきて欲しい)と頼む妹。賢治の詩の一節の書かれた塀の前で思わず足が止まりました。
「永訣の朝」
あああのとざされた病室の
くらいびょうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ
この雪はどこをえらぼうにも
あんまりどこもまっしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ
(抜粋)
光原社へはあるものを探すという目的も持って行ったのですが、残念ながらストライク!なものは見つけることができませんでした。
あきらめきれない私は、ござく森九商店へもまわってみましたが、残念なことにこちらはなんと定休日(あれぇ?下調べしなかったのかな。)でした。
しか~し、ここへ来る前に立ち寄った角館の武家屋敷「青柳家」で、ご夫妻でいたや細工の実演をされていた方にお願いして、もしも思うようなものが見つからなかったときには、希望に近いものを作っていただけるようにちゃんと根回しお願いしてきたんです。
お話しているうちに、なんと光原社からも類似の注文が入っていて現在出来上がりの品がご自宅にはあるということで、その作品が私がイメージするものと一致するかこれから確認してみようと思っています。
そのあるものというのは、胡桃の樹皮で作った素朴な入れ物です。
上手く入手できた暁には、大喜びでブログにUPすること間違いなし!です。
宮沢賢治命名の「光原社」の看板のデザインも素敵な本社です。モーリオとはエスペラント語で盛岡のことだそう。
日本中の工芸店のリーダー的存在として知られたこのお店へは、とても行ってみたいと思っていましたが、なかなか盛岡への便が無く、やっと念願がかなったというわけです。
樺細工・いたや細工などの東北の工芸はもとより全国の陶器・漆器、他にも東北の良質な物産品全般を扱うお店は、想像以上の素敵!がいっぱいでした。
もちろん、こちらの有名な「くるみクッキー」は忘れずに購入してきましたよ。
お店の裏手には小さな露地に沿ってかわいらしい建物が軒を連ねています。その建物はそれぞれお店や応接の場として使われていました。露地の突き当たりにあるのは、北上川のゆったりとした美しい流れです。
小さな町を取り囲むような建物の壁のアクセサリーがなんともいえないエキゾチックな雰囲気で、東北の地方都市に生まれてこの優れた工芸の杜を作り上げた人の素敵な感性にうっとり。
えげれす館(応接の場として使われているそうです)の室内。
もう、こんな感じって大好きです。サクラは全然咲いていないけれど、盛岡に来て本当によかったなぁ。
死にゆく妹を前にしてなすすべも無い兄の絶望を救うために、あめゆじゅとてちてけんじゃ(冷たい雪をとってきて欲しい)と頼む妹。賢治の詩の一節の書かれた塀の前で思わず足が止まりました。
「永訣の朝」
あああのとざされた病室の
くらいびょうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ
この雪はどこをえらぼうにも
あんまりどこもまっしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ
(抜粋)
光原社へはあるものを探すという目的も持って行ったのですが、残念ながらストライク!なものは見つけることができませんでした。
あきらめきれない私は、ござく森九商店へもまわってみましたが、残念なことにこちらはなんと定休日(あれぇ?下調べしなかったのかな。)でした。
しか~し、ここへ来る前に立ち寄った角館の武家屋敷「青柳家」で、ご夫妻でいたや細工の実演をされていた方にお願いして、もしも思うようなものが見つからなかったときには、希望に近いものを作っていただけるようにちゃんと根回しお願いしてきたんです。
お話しているうちに、なんと光原社からも類似の注文が入っていて現在出来上がりの品がご自宅にはあるということで、その作品が私がイメージするものと一致するかこれから確認してみようと思っています。
そのあるものというのは、胡桃の樹皮で作った素朴な入れ物です。
上手く入手できた暁には、大喜びでブログにUPすること間違いなし!です。
by junko73oz
| 2010-04-28 15:33
| 10・春・北東北で・・・
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by junko73oz
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