生態系を守るという取組み (三宝寺池で・・・)
日曜の午前中、石神井公園の三宝寺池に睡蓮の花を見に、散歩に行って見ました。
生き生きとした緑の葉と白とピンクの花が、池を覆い隠すほどの見事な水蓮を、ゆっくり楽しむことが出来ました。
けれど綺麗な睡蓮の花よりも、気になったのは、そのもう少し奥の方の池のほとりの人だかりです。
それで、・・・行って見ました。(どうしてもこういう場合、行ってみてしまう習性なんですね。)
たらいを覘くと中に亀が3匹入っていて、その亀たちについて、綺麗なまなざしの利発そうな若い女性が解説をしていました。
その内容は、大体こんな感じです。
日本古来の在来種の生息が、外来種の繁殖に圧されて危ぶまれています。
一番大きな亀はミドリガメ、甲羅のつるりとしているのがヤエヤマイシガメ、そして甲羅のごつごつしているのが日本古来のクサ(臭)ガメ(写真手前)です。
彼女たちは、池にわなを仕掛けて亀を捕獲し、この池に捨てられ繁殖してしまった強い外来種を取り除く作業をしています。
ミドリガメはアメリカ・ミシシッピー流域などから、子供にも飼いやすい強いぺットとして日本にやってきました。
ヤエヤマイシガメは日本の在来種ですが、本州には本来はいないものです。
ここには写っていませんがカミツキガメも外来種です。
厳しい自然環境で急速な進化を遂げてきた外来種に、島国で外部からの新しい生物の侵入が比較的少なく、穏やかな自然環境の中で、ゆっくりと進化してきた在来種は、両者間の生存競争に勝てません。
生物の進化は今が終点ではなく、永遠に続くべきはずのものですから、日本古来の生物の進化を、ここでとめてしまわないために、外来種の繁殖を食い止めようという試みをしているのです。
捕獲された外来種は、冷凍庫に入れられて冷やされ冬眠状態で安楽死させられるのです。
彼女は言いました。
安楽死というのは、人間が考えた、本人の意志を伴って初めて意味の有る選択です。
自然に生きる生物は種の保存の法則にしたがって、生きることだけを考えているのです。
彼らにとって、安楽死という表現は、人間の都合でつけられた名称です。
罪のない生き物を殺さずに済ませる唯一の方法は、ペットとして迎えた生き物について、飼い主がその生の最期まで、責任を持って世話をするということなのです。
彼女はとても動物が好きな人なのでしょう。実践されている外来種の処置について話すときの哀しい表情には、私も心を打たれました。
三宝寺池では、 ブラックバス、ブルーギル、ウシガエル、アメリカザリガニなどの外来種についても調査・対策を行っているそうです。
生き生きとした緑の葉と白とピンクの花が、池を覆い隠すほどの見事な水蓮を、ゆっくり楽しむことが出来ました。
けれど綺麗な睡蓮の花よりも、気になったのは、そのもう少し奥の方の池のほとりの人だかりです。
それで、・・・行って見ました。(どうしてもこういう場合、行ってみてしまう習性なんですね。)
たらいを覘くと中に亀が3匹入っていて、その亀たちについて、綺麗なまなざしの利発そうな若い女性が解説をしていました。
その内容は、大体こんな感じです。
日本古来の在来種の生息が、外来種の繁殖に圧されて危ぶまれています。
一番大きな亀はミドリガメ、甲羅のつるりとしているのがヤエヤマイシガメ、そして甲羅のごつごつしているのが日本古来のクサ(臭)ガメ(写真手前)です。
彼女たちは、池にわなを仕掛けて亀を捕獲し、この池に捨てられ繁殖してしまった強い外来種を取り除く作業をしています。
ミドリガメはアメリカ・ミシシッピー流域などから、子供にも飼いやすい強いぺットとして日本にやってきました。
ヤエヤマイシガメは日本の在来種ですが、本州には本来はいないものです。
ここには写っていませんがカミツキガメも外来種です。
厳しい自然環境で急速な進化を遂げてきた外来種に、島国で外部からの新しい生物の侵入が比較的少なく、穏やかな自然環境の中で、ゆっくりと進化してきた在来種は、両者間の生存競争に勝てません。
生物の進化は今が終点ではなく、永遠に続くべきはずのものですから、日本古来の生物の進化を、ここでとめてしまわないために、外来種の繁殖を食い止めようという試みをしているのです。
捕獲された外来種は、冷凍庫に入れられて冷やされ冬眠状態で安楽死させられるのです。
彼女は言いました。
安楽死というのは、人間が考えた、本人の意志を伴って初めて意味の有る選択です。
自然に生きる生物は種の保存の法則にしたがって、生きることだけを考えているのです。
彼らにとって、安楽死という表現は、人間の都合でつけられた名称です。
罪のない生き物を殺さずに済ませる唯一の方法は、ペットとして迎えた生き物について、飼い主がその生の最期まで、責任を持って世話をするということなのです。
彼女はとても動物が好きな人なのでしょう。実践されている外来種の処置について話すときの哀しい表情には、私も心を打たれました。
三宝寺池では、 ブラックバス、ブルーギル、ウシガエル、アメリカザリガニなどの外来種についても調査・対策を行っているそうです。
by junko73oz
| 2007-06-18 16:30
| くらし
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by junko73oz
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