カテゴリ:06・晩夏・上高地で・・・( 9 )

高山祭りの屋台を見てきました  (オプショナルツアー) (9)

f0012154_21225386.jpg

映画「風の絨毯」で、爛漫の桜の季節、絢爛の織物で飾られた屋台が時代装束に包まれた人々に引かれて長い橋を渡って行くシーンを見て、なんて気品のある祭りだろうと心惹かれました。
高山の八幡宮の屋台会館で、その実物を見ることが出来るというので、上高地からの帰路立ち寄ってみました。
f0012154_21285792.jpg

f0012154_2129116.jpg

屋台は思っていたよりも随分小さく感じましたが、細工の美しさや緞帳のすばらしさは、映画で見たそのままでした。
日本三大美祭と称される高山祭りは、春の山王祭りと秋の八幡祭りの、二つの祭りの総称のようです。
私が映画で見たのは、春の山王祭りでした。
f0012154_16251229.jpg


More
by junko73oz | 2006-09-11 00:00 | 06・晩夏・上高地で・・・

山で遊ぶ楽しさといったら・・・! (8)

f0012154_9591920.jpg

f0012154_856596.jpg


私は、深田久弥著「日本百名山」の愛読者です。
これまで何度も手にとってその時々に思いついた山の章を開いては、飽きることなく頁を繰ってきました。
そして、ピークを踏むと目次の山名に線を引いて日付を書き込み、さて次はどこへ行ってみようかと、少しずつ難易度の高い山に挑戦してきました。
それでも、どうしても勇気のでない難関がいくつかあります。その中でもあこがれ続ける山は、なんと言っても穂高岳です。
山岳小説(そんなジャンルがあるかどうか・・・)の不朽の名作「氷壁」(井上靖著)は、山に惹かれる人なら多分誰もが読んだことのある小説でしょう。私も一気に読みました。途中でやめられないほど面白かったです。でもストーリーの展開以上に、穂高という山の名前の響きと、小説の中での圧倒的な存在感に惹かれました。

上高地では、どこにいても風景の中心にあるのが、穂高連邦です。北アルプスの数ある高峰の中でもとりわけ岳人の人気を集めている山で、山頂部には難易度の様々な多くの登山道が通っています。最高峰・奥穂高岳は、標高3190メートルあり日本第3位。(ちなみに2位は北岳)上高地とは1700メートルもの高度差があります。
山頂周辺には、氷河の存在したことを示す、すり鉢上の地形(カール。圏谷)が見られます。
                                    梓川縁の道標説明文より

本当にその通りでした。朝に昼に日暮れ時にと、一日中梓川に沿った遊歩道を歩き回り、明神池まで散歩してみましたが、何時どこから見ても穂高はすばらしく堂々とし、又毅然とした魅力的な姿の山でした。

これまでの乏しい山行経験からでも、山を畏れるのに十分な根拠は身にしみています。それにもまして憬れる大きな魅力も。
これからも、いろいろな場所からはるかな峰を眺めあこがれ続けるのか、あるいは勇気を出して山頂の清らかな風を求め一歩を踏み出すのか、今はまだ分かりませんが、穂高を眺めて梓川に遊ぶ今回のこの旅は、今の私にとっての最高に楽しい山遊びでした。

山はいいね。

More
by junko73oz | 2006-09-10 08:22 | 06・晩夏・上高地で・・・

大正池は、さま変わりしていましたが (7)

f0012154_1814434.jpg

早朝、窓から外を見ると焼岳の頂が朝日に染まってオレンジ色に輝き始めていました。
そして眼下の大正池は、白いもやの中で静かに朝の光が届くときを待っていました。

この日泊まっていた大正池ホテルは、大正池のほとりにある唯一軒の宿泊施設です。
前日の夕暮れには、自分達のほかにはほとんど誰もいない静かな池を独占して、ボートで遊びました。
水は澄んでいて魚の泳いでいる姿がはっきりと分かるくらいですが、堆積が進んで池の中心部では水深がおよそ30センチほどになっていました。以前に訪れたときの記憶では、はるかに多くの立ち枯れの木が神秘的な景観を造っていたと思うのですが、今は残っているのはわずかです。
ここは、思いがけない急激さで佇まいを変えていました。

f0012154_1825371.jpg
f0012154_1812473.jpg

f0012154_18201167.jpg

陽が高くなるにつれて、空には秋の雲がうっすらと現れて、そしてしばらくするとそれもかき消されて、雲ひとつ無い快晴です。青空に焼岳の真っ白な噴煙がくっきりと流れて行きます。
「焼岳なら登れそう。あのピークから穂高や槍を見たら、きっときれい。家へ帰ったらネットで調べてみよう!」

f0012154_1834562.jpg

f0012154_184339.jpg

by junko73oz | 2006-09-09 18:21 | 06・晩夏・上高地で・・・

神様の庭園 明神池 (6)

f0012154_17525218.jpg
f0012154_17534599.jpg

f0012154_8161975.jpg

f0012154_17542420.jpg

f0012154_1755922.jpg

f0012154_1754507.jpg

f0012154_17553858.jpg


河童橋から、美しいしなの木などを眺め森林浴を楽しみながらゆっくり歩いていくと、1時間ほどで明神池に着きました。

池全体が穂高神社奥宮の御神体になっていますので、池へと続く道の入り口で拝観料を納めます。
ひっそりと神秘的な空気感の漂う瓢箪型をしたこの池は、手前を一ノ池、奥を二ノ池と名づけられています。
明神池は、明神岳からの崩落土砂によってせき止められてできたといわれる池で、水面に映り込んだ明神岳の姿はとても美しいです。

山間の小さな池は、周囲の濃い緑のなかで澄んだ水をたたえて静寂に沈んでいます。
水面を泳ぐマガモの姿がまるで宙に浮いているように見えました。
こんな景色を、こんな池水の透明さを、他所で見たことは無かったように思いました。
by junko73oz | 2006-09-08 00:00 | 06・晩夏・上高地で・・・

上高地帝国ホテル (5)

f0012154_783199.jpg

子供の頃、上高地へ家族でドライブ旅行したときの記憶どおり、上高地の深い緑の中の赤い屋根のたてものは、今も変わらずにありました。

山登りを始めた頃、汗を流し息を切らしてピークを踏むことだけを目標にした時期が何年か続きました。
今は少し変わってきました。だんだん山が好きになってきて、ピークを目指さない山歩きも楽しいなと思うようになりました。
いつか必ず穂高のピークを踏もうと思った頃は、チャンスがあればどんどんと色々な山に登って、体力と集中力を鍛えようとしました。けれど今では身の程に合った山歩きを楽しめば十分と思うようになりました。
それでもずっと変わらない思いは、一番きれいに見える場所から穂高を眺めたいということ。
そこに、上高地行きの計画が急に実現してしまいました。
そしてラッキーなことに、このホテルのお部屋もひとつだけ空いていたそうです。
f0012154_7141771.jpg

冬季は閉鎖されるこのホテルは、その間きびしい自然環境の中に置かれるにもかかわらず、よく手入れされていて、赤い屋根もきちんと葺きかえられ、客室をつなぐ廊下のじゅうたんや客室の漆喰もとても美しい状態に保たれています。
梓川のほとりを散歩しながら憧れの穂高岳をゆっくりと飽きず眺めた後で、上高地のこんなシックなホテルのロビーラウンジで、ほんとうにゆっくりとくつろいでコーヒーを味わうことが出来るなんて、年をとるのはワルクナイです。
by junko73oz | 2006-09-07 06:55 | 06・晩夏・上高地で・・・

ダイニングでフレンチコース (4)

f0012154_722999.jpg

f0012154_7335755.jpg

頂いたのは神河内というコース。
オードブルは、鮑の磯煮と柔らかいポロ葱のブレゼ トリュフのソース

f0012154_735230.jpgスープは、
コンソメと南瓜の冷製スープ






魚料理は、
新鮮な魚介類のパイ包み焼き 
ウイキョウの香り


(スミマセン。うっかりして、全部食べてしまいました。バターの香りがとても美味しそうで、食欲を大いにそそった!のが原因です。)


肉料理は、
特選牛フィレ肉のソテー シェフスタイル






デザートは、
南国フルーツのフランベ 
ヨーグルトのアイスと共に

そして、
コーヒー





というわけで、通年交通規制の布かれた山奥の小さいけれどきちんとしたホテルで、とても美味しいフレンチのコースをあじわいました。
デザートのときパティシエが、照明を落としたダイニングでオレンジの皮を鮮やかにフランベして見せてくれるという演出もありました。美しいブルーの揺らめく炎は、人里はなれた山のホテルに集った人々への心のこもったサービスでした。
とても、おいしかった。ごちそうさまでした。

More
by junko73oz | 2006-09-06 00:05 | 06・晩夏・上高地で・・・

ゆうめし前 (3)

f0012154_638652.jpg

以前から泊まってみたいと思っていた上高地帝国ホテルに、思いがけず泊まれることになりました。
まず思いついたのが、グリンデルワルトで美味しいと評判のカマンベールチーズケーキをいただくこと。
その日は早朝4時に自宅を出発して、乗鞍岳を登りました。
山登りの後のスウィーツ は格別です。
吹き抜けの真ん中に大きなマントルピースのあるグリンデルワルトの重厚な木造の空間は、山のホテルの香りに満ちていて、山に来たのだという幸福感に満たされます。
カマンベールの風味が生かされた、しっとりとしたスフレ風チーズケーキ は、評判通りの美味しさでした。お連れさんのモンブランもチーズケーキほどではありませんが、都会の有名ケーキ店に負けない美味しさでした。

f0012154_638339.jpg
f0012154_6395751.jpg

ケーキのお味から、お夕食がとても楽しみになりました。
by junko73oz | 2006-09-05 02:12 | 06・晩夏・上高地で・・・

ウォルター・ウェストンと上条 嘉門次 (2)

イギリス人の宣教師 ウォルター・ウェストンは、狩猟や山岳信仰のための登山ではなく、山に登ることを楽しむための登山を日本に開いて日本アルプスの名を世界に広めた、日本近代登山の父と言われる人です。

上条 嘉門次は樵でしたが、上高地での伐採作業が行われなくなっても山を愛し、伐採禁止後も猟師として上高地に残り、猟師の仕事をしながら、ウェストンの登山案内人としてその山行に同行しました。

ウェストンは、明治21年(1888)から同28年(95)までの日本滞在中に槍ヶ岳や穂高の山々を数多く歩き、わが国に近代的な登山意識をもたらし、日本山岳会結成のきっかけをつくりました。
又その間の紀行文「日本アルプスの登山と探検」により、中部山岳を世界に紹介するなど、その業績は高く評価されています。  「ウェストン碑解説文より」
ウェストンの尽力によって、明治38年(1905)に英国山岳会に範をとった「日本山岳会」が設立されました。その業績をたたえるため日本山岳会によって上高地にウェストンのレリーフが掲げられたのは昭和12年(1937)のことです。

f0012154_831089.jpg
f0012154_834320.jpg

嘉門次は農家だった自宅にはほとんど戻ることなく、家族から離れて明神池のほとりにひとり住み続けました。ウェストンの紀行文「日本アルプスの登山と探検」の中で有能な山岳ガイドとして紹介されたことから、嘉門次はその後有名人を次々と案内することになりました。

More
by junko73oz | 2006-09-04 00:26 | 06・晩夏・上高地で・・・

8.29 乗鞍岳に登りました  (1)

今年最初の百名山山行は乗鞍岳です。
深田百名山制覇実現不可能計画を打ち立ててから、かれこれ5年。
去年までは、夏のシーズンごとに8座程を登頂してきたのに、なんとも出遅れた今年の山行です。
しかも、乗鞍岳は登山を始めたころにすでに登頂しています。
カウント外だけれど、とても楽チンにアルプス気分を味わうことの出来るすばらしく景色のよい山なので、ことしは百名山制覇計画のノルマ達成はお休みということにして、2度目のピークを目指して喜んで出かけました。
乗鞍岳(剣ヶ峰:3026m):畳平~肩ノ小屋~剣ヶ峰の往復コースで標高差:約330mを約3時間半かけて楽しみながらゆっくりと歩きました。(嘘です。久しぶりの高山で、息も絶え絶えのよたよた歩きでした)
f0012154_3415447.jpg


f0012154_342188.jpg

ミヤマアキノキリンソウ(左)
f0012154_343686.jpg

                                              チングルマ(右)
f0012154_3423395.jpg

ウサギギク(左)

畳平のバス停付近には、木道の敷かれたお花畑が広がっています。花の時期は終わっていると思っていましたが、まだ意外にたくさんの花が咲いていました。
f0012154_3412488.jpg

f0012154_3552912.jpg

畳平がすでに標高2700メートルで森林限界を超えているので、お花畑を抜けて剣ヶ峰を目指す登山道は、ハイマツの鮮やかな緑の海の中にひかれています。
f0012154_3433262.jpg
f0012154_344731.jpg
f0012154_3442679.jpg

肩の小屋までは車も通れるなだらかな道ですが、その上は少々歩きづらい浮石の多いガレ場となっています。
まるで視界の開けないガスの中を学校登山の生徒さんたちとすれ違いながら、ひたすらピークを目指すと、気抜けするタイミングでお社のある剣ヶ峰へ到着しました。
f0012154_3451672.jpg

by junko73oz | 2006-09-03 06:03 | 06・晩夏・上高地で・・・


インディアンカントリーへ          


by junko73oz

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

カテゴリ

全体
インディアンとカウボーイ
ウチナーンチュ
陶芸睦月
いづみ先生のお料理教室
れいこ先生のLove Letter
hand made
eat
ひるめし前
くらし
あっちこっち
tableware
クリスマス
きのこの山  (1~5)
06・晩夏・上高地で・・・
06・冬・沖縄で・・・
07・春・タイで・・・
07・春・京都で・・・
07・夏・八重山で・・・
07・晩秋・沖縄で・・・
08・春・沖縄で・・・
08・夏・サンタフェで・・・
08・冬・金沢で・・・
09・夏・サウスウエストで・・・
09・秋・ベトナムで・・・
10・春・北東北で・・・
10・春・陶器市で・・・
10・夏・信州で・・・
10・冬・フランスで・・・
11・春・京都と山陰で・・・
11・初夏・信州で・・・
11・夏・沖縄で・・・
11・秋・デンマークとフランスで
12・春・沖縄で・・・
12・夏・沖縄で・・・
12・晩秋・USA東海岸で・・・
未分類

以前の記事

2014年 07月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 06月
2013年 05月
more...

お気に入りブログ

ナギヲWorks
小さな哲学~雑想の世界
coruha*のへそ 
stew stew st...
イギリスからヒトリゴト
立呑屋
陶芸 睦月
きままなクラウディア
ガラス工房 橙
ひびこれ・Hibikor...
工房 「一閑」 気まま通信
ナイル商会
ヒマでも食べる
Canvas cooki...
水色の雨
華猫風海
ミルクムーン
ココロ写真
散歩のように旅
食卓の風・・・
裏sanpon
パリ近郊のカントリーライフ
Azumi'sDiary
☆スターフルーツの木の下で☆
ありがとう 人生!~me...
Souvenir~散歩写...
KazのNY庭生活 2
Le Perline ビ...
気ままな読書ノート、絵手...
イギリスのティーウエアー...
施基彩々
nice!nice!nice!
ゆうゆう時間
旅空日記(写真家・三井昌...
クールドミール
パン教室 SpazioF...
+ mellow-stu...
MONO STYLE +
針仕事職人の気ままな仕事場
アメリカ大自然 米国ラス...
peddyのくまちゃん ...
Vie tranquille
 jeudi 日々の暮らし
天までとどけ♪この暮らしっぷり
Butterfly Life
匙屋より
レンガの小径
LIVINGから
もしもし、聞いてください

外部リンク

出雲の旅行情報

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

旅行・お出かけ
ハンドメイド

画像一覧