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一寸変わっていますが・・・

サントンはプロヴァンスで作られている、小さなお人形です。
型押しした粘土をおよそ1000度の窯で焼成して絵の具で彩色、
出来上がるのはプロヴァンス地方で暮らす庶民の生活感あふれるお人形。

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日ごろからこんな小さなフィギュアが大好きですが、
サントン人形はプロヴァンスに行かなくては
手に入らないでしょうと期待していなかったのが、
ラッキーにもギャラリー・ラファイエットで見かけてしまったので
素通りは出来ませんでした。

あれこれ迷いながら柱巻きの展示をぐるぐる回って、
最終的に選んだのがこの地味すぎる田舎の司祭さま。
もっと色っぽい女性とか、たくましい農夫とかも有ったのですが、
何でこれだったんでしょう?

多分その日がクリスマスイブだったから。
by junko73oz | 2011-02-09 16:57 | 10・冬・フランスで・・・

パリでのイブの過ごし方

日本でもアーケード(石垣島とか新井薬師とかにいいのがあります)があると歩いてみたくなる私。
パリで一番美しいらしいパサージュ「ギャルリ・ヴィヴィエンヌ」を歩いてみないわけにはいきません。

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朝食を頂きながら、今日は先ずパサージュを歩いてみたい!とリクエスト。
相方が地下鉄路線図を調べて連れて行ってくれました。
パリの地下鉄には本当にお世話になりました。(お世話したのは私です。←相方談)
それぞれの駅のデザインも絵になるもので、次の駅はどんなかな?と、毎回楽しみに乗り降りしました。

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パサージュの入り口は、石造りの建物が続く街角にぽつんと開らかれた本当にさりげないアーチで、うっかりすると見過ごしてしまいそう。
アーチを抜けて歩いていくと、本屋さんが店開き準備中でした。
目が合うと、本屋さんが「ボンジュール~♪ マダ~ム♪ なんちゃらかんちゃら~♪」と挨拶の言葉を。
あれぇ?この感じ、なんか覚えのある感じ。デジャブか?

めずらしく、すぐに思い出せました。
お気に入りTV番組の「世界ふれあい街歩き」でおんなじシーンを見ていたのです。
「世界ふれあい街歩き」は、世界中のいろんななんてこと無い道をうろつくだけの、コマーシャル無しの45分間の番組です。
自分が歩いているみたいなカメラワークの楽しさに、私が毎週楽しみにして欠かさず観ている唯一の番組です。
あちこちですれちがう人たちにやたら話しかけるアフレコの声優(この回は矢崎滋でした)さんが、その番組の中で話しかけていたのがあの本屋さんでした。

一寸調べてみましたら、この本屋さんは1826年からの老舗本屋さんで、曽祖父から4代目のこのご主人は子供の頃から放課後にはここに来て遊んでいたそう。
ご主人は「パサージュの歴史を肌で感じてきた」と話していました。

なんだかパリの片隅で偶然知り合いに遭ったみたいで動揺がシャッターを押す手に出てしまい、ご主人ピンボケでした。^^;


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モザイクの美しい床とガラスドームの天井でつながれた通路には、カフェや小さなかわいらしい雑貨店、そしてワインショップなどが綺麗に並んでいて、評判通りのとても美しいパサージュでした。

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パサージュの途中に扉の開いた建物があって、中にもお店がある様子です。
素敵な扉!

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ゆっくり散歩して、パサージュの終わるところにあったデザイナーズ・ブランドのブティックで一寸お買い物も。
ギャルリ・ヴィヴィエンヌ、のんびり街歩きを楽しみました。


さて、ランチは とのまりこさんの「パリを旅する本」からル・ナビュコドノゾールヘ。
日本が大好きだと言うめちゃめちゃ陽気なギャルソンは、メニューの説明をしながら冗談を連発して笑わせてくれ、それは とのまりこさんが本に書いていらした通りでした。
私はここで、ブッフ・ブルゴーニュブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)が食べたかったのですが、ギャルソンの説明を聞いていて、ロブスターのなんじゃらかんじゃらというのについ気をとられてそちらを注文、しかし運ばれてきたのはなにやらごっついお肉のかたまり。
はぁ?なにこれ?   
・・・あっ!
リブステーキって言ってたんだ。(ロブスターとしか聞こえなかったなぁ。爆笑)

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この茶色いマッシュポテトみたいなペースト状のもの、最後までなんだかわかりませんでした。
わたし、何頼んだんだろ。 ^^?

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ガス入りのお水を頼むと、ガスの弱いのと強いのとどっちがすきかと聞かれ,強いの!と言ったら本当にこれ水か?というくらいぴりぴり刺激的なのがでてきました。
かなり気に入りました。今度、どこかで探してみます。


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それからこの日のメインのイベントへ。

オペラ・バスティーユでのバレー公演、誰でも知っているチャイコフスキー作曲・三大バレーの一つ「白鳥の湖」観賞です。
バレーといえば、お付き合いで行ったご近所のお子ちゃまのバレーの発表会しか馴染みがありません。

初めての本格的なバレー観賞がオペラ座って、いきなりなグレードアップですね~♪
絶対寝ないようにしよう。

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10月に東京で手配して2番目のグレードのチケットを手に入れていたので、バルコニー席の最前列部に座ると、周りにはお子様連れのファミリーや若い女性たちがいっぱいです。
芸術に対する姿勢の柔軟性がさらに素晴しいアーティストを育てていくんですね。
歌舞伎座や文楽公演ではお子様を見たことありませんね。
いたら、うるさくて嫌だなぁと思ってしまう自分が想像できるのが、お子様不在のそもそもの理由?

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途中、一寸だけ気絶していたようですが、ほとんど起きていられました。
もう白鳥達が隊列編成(バレー用語、知りません)をさまざまに変えながら、踊る姿の美しさには目が離せませんでした。
全員、手足と首が長くて細くて白い(白鳥ですからね!)。あぁ、いいなぁ~。

オデットの優雅な踊り、オディールの超技巧満載(わたしでも知っているウルトラ32回転)の挑発的な踊り、どちらも素敵でした。
この公演は事前に何度かキャスティングの変更があり、ザンネンだったという評判も聞きましたが、全く専門知識の無い私にとってはオペラ座のバレリーナの踊りっていうだけで十分。
とっても楽しい時間でした。
相方も初文楽のときよりは、かなり楽しめていたようでした。

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バレーの後は、ノートルダム寺院のクリスマス・ミサを見学に。

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広場には長い行列が出来ていましたが、意外に早く進んで5分ほどで入ることが出来ました。
信徒の方たちが座る中央部を避けて、壁沿いを自由に見学できました。
司教のお説教がマイクを通じて流れ、所々にはモニターが備えられて祭壇の様子を遠くからでも見ることができるようになっています。
各所に配置されたキャンドルの灯る祭壇に、人々が次々と新しい明かりを灯して祈ります。
ミサの様子は時代とともに変わっているのでしょうが、人々の祈りの心はこれからもずっと変わらず受け継がれていくのでしょう。

穏やかで敬虔なクリスマスを祝うミサ。
ノートルダム寺院の片隅で、そっと参加させていただきました。

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これで今回の初フランス旅行リポートは終了です。
ずっとお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。

つぎはどこにいけるかなぁ~♪
平凡なゆる~い日常の先に、次のたのしみを夢見ながら・・・ Merci beaucoup~❤
by junko73oz | 2011-01-20 18:10 | 10・冬・フランスで・・・

ピカソとヘミングウェイが通った老舗カフェ

翌日はもう帰国の飛行機に乗らなくてはいけません。
いろいろ大変なこともありましたが、楽しみにしていた計画の半分くらいは消化できました。
もともとの計画が、欲張りすぎだったのでしょうね。笑

イブの日の朝食は、1884年創業のカフェ「ドゥ マゴ」で頂くことにしました。

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サンジェルマン・デ・プレの街角にある、サルトル、ボーヴォワール、ヴェルレーヌ、ランボー、ピカソ、ヘミングウェイなど多くの芸術家や思想家が創作の思索にふけったといわれる老舗カフェ。
前記の詩人や作家・画家が全部大好きなわたしは一度は入って、おんなじ空間でコーヒーを頂いてみたいと思っていました。
カフェの正面にはパリ最古の教会として有名なサンジェルマン・デ・プレ教会があります。
建築様式も年代を感じさせるロマネスクと呼ばれるゴシックとは趣の異なるシンプルなもの。
ピカソもヘミングウェイもきっとここに座って、この教会の鐘楼を眺めたことがあるのでしょう。
うしし、うれしい。ヘンでしょう?




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パリは素敵。
だって、ヴェルレーヌ、ランボー、ピカソ、ヘミングウェイが通いつめたカフェですよ!!
すご過ぎると思いませんか?

東京だったら飯倉のキャンティ? スケール感が違いますよね。


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トーストにはエシレバターがついてきました。
小確幸。笑

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さぁ、これから今回の旅行の最後の一日をめいっぱい楽しみます。
by junko73oz | 2011-01-19 20:41 | 10・冬・フランスで・・・

オペラ座ガルニエ宮とパリで最高の食事

クリスマスイブはオペラ座でバレー観賞をして過ごそうと決めていましたが、イブの夜のバレー公演はオペラ・バスティーユで行われることになっていました。

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そこで、「オペラ座の怪人」の舞台となった美しいガルニエ宮は、バレー公演の前日に見学しました。


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大きなツリーのイルミネーションとオーナメントはすべて赤。
ガルニエ宮の華麗な装飾に負けない存在感でした。

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ここでも見学者はごくわずかで、巨大なホールを独り占めする時間もたっぷりあって、かつてパリ社交界華やかなりし頃は大晦日のガラ公演などでは、着飾った美しい女性が行きかい豊かな香水の香りで満たされちゃったりしたんだろうなぁ・・・フランス人のマダムってなんか粋だし、シャンパンとか飲んじゃう立ち姿も、おっしゃれ~~♪などと、頭の中には妄想のパリ社交界。爆笑
ちなみに、大きな声では言えませんが、私この旅行中、下着と靴下以外は約10日間ずっとおんなじモノを着用しておりました。
下着とパジャマそしてコートは生死に関わるので(?)購入しないわけにはいきませんが、洋服を探す時間まではもったいなくて取れませんでした。デパートでシャンパン飲む時間はあったけど~♪^^
というわけで、社交界どころかそばに誰もいなくて本当によかったです。

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思い出しました。じつはパサージュを散歩していて見つけたゴルチェでパリっぽいボーダーのロンT(コドモサイズ)を買って、一回着替えました。

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バレーやオペラに関わるものが集められたギャラリーショップでバレリーナのオーナメントを購入。
それと、バレリーナのチャームが下がっているネックレスも。(使えるかどうかは微妙ですが)

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この日はこれでうろつき終了。
あとは食事をして、一寸疲れているのでホテルに帰ってゆっくりしましょう。

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帰り道立ち寄ってみたのは、伊藤まさこさんの「ボンジュール!パリのまち」で紹介されていた食材屋さんのダ・ローザ(Da Rosa)です。

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クリスマスまでもうすぐ、お店には自宅でのパーティーのための買出しのお客様が次々にやってきて、大量の生ハムやスモークサーモンを買っていきます。
このお店では生ハムもスモークサーモンも注文を受けてから職人さんが手切りで薄く薄くスライスしてくれます。
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そこで活躍していたのがひろしさん。オーナーのダローザさんからの信頼も厚そう。
日本人って手先が器用な人が多いじゃないですか、彼の切ったスモークサーモン、まるでスライサーで削ぎ切りにしたように綺麗でした。

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その日の一番のお勧めの生ハムをた~っぷり切ってもらいまして、自家製のオリーブのピクルスなどとともに思い切り食べつくす。ワインもおいち~。
アァ、書いてて思い出してしまいました。あの生ハム、もう一回食べたい。

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ワインを飲んで生ハム食べてリゾットで締めて、この旅で最高に好きな食事でした。
もしかして、イタリア行ったほうがよかった?

ここで、まだ心残りがあるわたしたち、生ハムとスモークサーモンとワインをたっぷり購入。
ホテルに持ち帰って、後で又食べよ!
by junko73oz | 2011-01-18 11:11 | 10・冬・フランスで・・・

時間が無くても、とにかく行っておきたかった場所

サンジェルマン・デ・プレのホテルからは歩いていけそうな距離。
私たちは歩くの大好きですから、ここはもちろん徒歩で目指します。
どこを歩いていても美しい町並みにうっとり。しかし、足元に目線を落とすと道端のごみにがっかり。
ニースではそれほど気にならなかったので、このごみの散乱はパリ独自のもの?
パリの街、わんちゃんの落し物のお話はよく耳にしていましたが、日本ではめったに遭遇しない「ぎゃっ、〇〇〇ふんじゃった!」のシーンも目撃。

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パリの空の下セーヌは流れる。
ちゃららら~ら らららららら ら~ら~ら~~♪(ナニウタイタイカ、ワカリマスカ?)
ここにきて突然思い出しました。
「ポンヌフの恋人」を見てから、パリにいったら絶対行ってみようと思っていたポンヌフ橋、時間が有ったら行きたかったなぁ。

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着きました。
チケットはあらかじめネットで購入、大行列も覚悟して開館時間に合わせてやってきましたが、あら~♪
スムーズに、入場できちゃいました。

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時間が無いので、見たいものをしぼりました。
今後、日本で見ることの出来る可能性の無いルーブルの至宝といわれている作品です。
ニケのビーナス
ミロのビーナス
モナリザ
小学生みたいな興味の範囲ですが、とっさに思いついたのがこの3点だったので仕方有りません。^^;


特にこちらの女神様には、ずっとお会いしてみたかったんです。

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シュリー翼1階の古代ギリシャ展示室。
私が小学生のときに来日した際には、やはり大変な騒ぎになっていたのをニュースで観た記憶はありますが、そのころは手に入れたばかりのバービーちゃんに夢中で、完ぺきナイスバディーなバービーちゃんと比べて少々お肉多めのミロのビーナスには全く興味無しでした。

かなり男性的なきつい顔立ちで表情も硬く、毅然とした女神です。
なのに全体的に薄汚れているのが哀しい。
これ以上綺麗にするのは不可能なんでしょうね。



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あれ?なんでしたっけ・・・思い出せません。

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《民衆を導く自由の女神》

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そしてモナリザ。
何十年か前にパリに行った両親の写真の中に、ガラスがはめ込まれているようでしたが前に柵があるだけで普通に壁にかけられたモナリザの前に立って、不敵な微笑で写っている母の姿を見つけ、写真撮ってもいいの?と、驚いて聞いたことが有りました。
学生のときに、来日したモナリザの国立博物館でのものものしい警護のニュースを観ただけで
恐れをなして、観たい気持ちはありましたが確か行かなかったように記憶しています。
もし、わたしと一緒に「あの時行ったじゃない!」と思った方がいらしても、すっかり忘れているのでスルーしてください。^^; ジツハ、イッタヨウナキモスルノデス

ルーブルで観たモナリザは、来日した際のモナリザと同じようにフェンスの向こう、頑丈な防弾ガラスのケースの中に収められていました。
あれ~^^; ちっこい。
モナリザって、意外に小さかったのですね。遠すぎて不敵な(のは、母の写真でした)謎めいた微笑の微妙な感じはよくわかりませんでした。
とにかく、ちゃんとルーブルに行ってモナリザとニケとミロのビーナスとドラクロアの絵を観てきたと、日記(これです)に書くことが出来ました。
by junko73oz | 2011-01-17 17:15 | 10・冬・フランスで・・・

パリ後半のはじまりです

ニースの空港にぎりぎりに着くと、パリ行きのエールフランスは40分遅れの表示がでていました。
一寸ゆっくりして飛行機に。
オルリー空港ではホテルに手配してもらった車のドライバーさんが出迎えてくれました。
そして、後半のパリの宿へ。

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ここは、パリ通のお友達がサンジェルマンを散歩中アンテナにかかってマークしていらしたのを教えていただいたホテルです。
ラデュレのサンジェルマン店のすぐ近くで、地下鉄にも近くあちこち歩き回ったパリ後半には最適なロケーションでした。

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パリで泊まるならプチホテルとガイド本にも。
プチホテルのよさって何でしょうと、初めての体験に興味が湧きます。

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寒くて誰もはいってこなそうな中庭にも可愛らしいデコレーションがされていて、アットホームな印象です。そんなところもプチホテルの魅力なのかな?

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夕食はホテル近くのベトナム料理屋さんに行ってみました。

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地元の常連客が多く、旅行者はほとんどいないように見えるカジュアルなレストランです。
ベトナム統治の経緯のあるお国柄ですから、フランスのベトナム料理は美味しいと妹から聞いていました。
そういえば、ベトナムのフランス料理は美味しいと聞いていましたが、わたしの行ったフレンチレストランの範囲ではそうでもなかったかなぁ。
日本って料理の水準が結構高い国なのかもしれないと、最近思いはじめました。

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お手ごろ美味しいワインを飲みながら、あれこれおなかいっぱい頂いて、私たちはやはりこういうお気楽な食事が好きなのよね!と、納得。
食事を済ませて、少しだけ辺りのお店のショウウインドウを見ながらホテルに戻り、熟睡。
フランスでは実によく眠ることが出来ます。何ででしょう?

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そして、毎度の5時前起床。
すっかり気に入ってしまったラデュレのパン・ペルデュ、開店時間を待ってこの朝もさっそく食べに行きました。

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相方はこの日も前回とおんなじパンとコーヒー。

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毎朝これでもいいわぁ~♪

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さぁ、腹ごしらえもできて準備万端。
これから向かうのは、パリに行ってここに「行かなかった!」は、ありえないあの場所です。
by junko73oz | 2011-01-15 21:25 | 10・冬・フランスで・・・

ぎりぎりまで!

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シャガール美術館です。
エントランスのパーティションには生涯のクロニクルが示されています。


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シャガールは旧約聖書をモチーフにして17枚の大作を完成させました。


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それが散逸してしまわないようにとの思いから、シャガール自らフランス政府に寄贈されたことでこの美術館が設立されたのだそう。


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この美術館は作品の展示の方法が素晴しいと感じました。

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↑ のように、カンバスの架けられた壁の向きが、すべての作品に光が当たるように設置されているようで、柔らかな光を受けたシャガールの色彩が夢の中で見たシーンのように鮮やかに目に焼きつきました。

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シャガールの展覧会は何度か観てきましたが、絵の前にいるのは私一人、そして何分でも好きなだけ立ち止ってみていられる環境で観賞できたのは今回が初めてです。



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しかも一連の作品のテーマが素敵で、こんな素晴しいシチュエーションで観賞できるのだったら、ずっとニースで過ごす計画にしておくのだったと思ったほどです。
これには相方も大賛成でした。


当初、時間が足りないと訪問をあきらめていた美術館でした。
車での移動で時間が上手く使えて、思いがけなく観ることができたシャガール。
鮮やかな色彩と浮遊感にとらわれました。
ニースに来るのが大変だったことを埋め合わせして、まだ余るくらい素敵な二日間のマティス、コクトーとシャガールでした。

あっ!ついにタイムアップだそうです。急がないと飛行機に乗り遅れそうです。
by junko73oz | 2011-01-14 06:48 | 10・冬・フランスで・・・

つぎも!

イタリアとの国境に程近いマントンの町並みです。

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ここを訪ねたのも大好きなコクトーが自らデザインした、ジャン・コクトー美術館を訪れるためでした。

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海辺の要塞のような印象の建物ですが、壁の何箇所かに施されたモザイクの壁画からはamourが感じられます。 (元は廃墟となっていた城砦だったそうです。)
展示は思いのほか少なくて少々期待はずれでしたが、新しいジャン・コクトー美術館がパリ郊外のミイ・ラ・フォレに昨年の6月にオープンし、今年はマントンに新しくもう一つコクトー美術館がオープンするらしいので、それぞれの美術館の収蔵作品がどのようなものになるのかとても楽しみです。又、観にいきたいです。


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予定ではここまででタイムアップとなっていましたが、まだ大丈夫!ということで、同じくマントンの市庁舎にあるコクトーが装飾を手がけた「結婚の間」を観にいけることになりました。
きゃ~、うれしい。

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南国リゾート気分満載のマントン市庁舎。
バナナの木とクリスマスツリーが並んでるのって、面白い。

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市庁舎に入ってすぐのオフィスで見学を申し込み、案内の女性の後について行くとかわいらしいドアの鍵を開けて中に招きいれてくれました。
そして「ジャポネ?」と確かめて日本語ガイドのテープを回して出て行ってしまいました。
ここでも、「お好きなだけどうぞ。」という感じでした。
またしてもわたしたち2人だけでゆっくり見学。隅から隅までじっくり観賞できました。
正面には漁師の若者とこのあたり独特の帽子をかぶった若い女性の恋人同士、天井には羽ばたく勇壮な天馬が描かれていて、恋人たちの門出を祝福するにふさわしいホールでした。

若かったら、ここで祝福されちゃいたいくらい好みの式場でした。
ってか、息子の誰かここで結婚しなさい。


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マントンでは2月18日からレモン祭りが開催されるそうで、レモンやオレンジで埋め尽くされたフロートが海岸通りをパレードし、町中がかんきつ類のさわやかで甘いにおいに包まれるのだそう。
行ってみたいけど、そんなときは人でいっぱいになるのでわたしたちには不向き。

マントン、いい街でした。

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さて、これで限界と思っていたら、「ニースに戻ってもまだ時間の余裕がありそうだから、もう一箇所行けそうだよ。」と、相方から告げられて・・・

最後に行く場所はここにしました。
ここが又、素晴しかったのです。

つづきます。

More
by junko73oz | 2011-01-13 15:05 | 10・冬・フランスで・・・

Good day

この日は午後4時半くらいの便でパリに戻ることになっていました。
時間が限られていました。
宿泊した素敵なホテルでのおされ~な朝食をあきらめても行きたい場所がありました。

車を置いて、よい匂いのするサイブレスや樫の林の道をゆっくり歩いていくと、500メートルほど行ったところに小さな石造りの建物がありました。

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フレジェスにある、コクトーが装飾を手がけた最後のチャペルです。

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コクトーは、このチャペルの完成を見ることなくこの世を去りました。
けれど、彼の仕事は親しい友人や法定相続人によって引き継がれ、彼が残したこのチャペルのための100枚にも及ぶデッサンによって、内部をフレスコ画で埋め尽くしました。


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波紋の広がって行く水面を思わせるブルーのタイルの床は、陶芸家の手によって仕上げられました。

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最後の晩餐には、コクトー自身とJ.マレーの顔も!

このチャーチを管理していた若い男子、開館時間を過ぎてゲートを開けに車でやってきました。
待っていたわたしたちに、なんと「遅くなってすみません。」と言いながら急いでゲートを開けてくれました。
「フランスではオープンの時刻などはかなりいい加減で、遅れてもなんとも思っていないようだ。」というようなことが書かれているのを、あちこちで見かけていたので一寸びっくり。
そして、ちょうど祭壇の真後ろにある彼のオフィスのドアが開いているのが、写真を撮るのに美しくないので、「ちょっとドアを閉めてもいいですか?」と聞くと「ウィ!」と気軽に応じてくれたのもうれしかった。
もう、本当に好きなだけゆっくりと観賞して、写真も撮れて。

ここからよい一日が始まりました。
by junko73oz | 2011-01-12 20:19 | 10・冬・フランスで・・・

目的の場所

ヴィルフランシュ・シュル・メールという名前の小さな町にやってきました。
ニースへ行きたい!と思ったのは、ここを訪れてみたかったからです。
丘の中腹にある郵便局近くの駐車場(後で車に戻るときの目当てになります)に車を停めて、目的の場所を探しながらお散歩開始です。
ここに来てやっと自分たちらしい時間のすごし方が出来るうれしさで足取りも軽く、あっちをウロウロこっちをウロウロ。これをしなければ旅にでてきた甲斐が無いのです。

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まだ4時半頃ですが建物の密集した坂道は薄暗く、でも濡れた石畳に街灯が映ってとても綺麗。

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坂道の曲がり角、突き当りの石の壁には聖母子像のレリーフが。

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ヴィルフランシュ・シュル・メールは小さな港町です。

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坂を下りきる少し手前にはみやげ物店などが並ぶ美しい道がありますが、今はシーズンオフでどの店も扉を閉ざしています。

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石畳の石段を下りきると入り江に沿った道にでました。
道沿いに建ち並んでいるのは小さなホテルやカフェです。
夏にはモナコやニースからヨットで乗りつけて、新鮮な魚介料理を楽しむ人たちでいっぱいになるのだそう。
今は、ほとんどのレストラン・カフェは閉まっていました。

この道を歩いて目的の場所を探しましたが、うっかりその建物の前を通り過ぎてしまいひと回り、もう一度坂の上から降りてきて、なぁんだ、さっきここ通ったのにね!

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こんなカラフルな建物の斜め向かい、海を背にした船着場の隣にその場所はありました。

コクトーの礼拝堂です。

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(礼拝堂の内部は撮影禁止のため画像は絵葉書です。)
コクトーは1955年から57年にかけてこの礼拝堂のフレスコ画を描き、すべての装飾を自ら完成させました。
この漁師の村で過ごした自分自身の青春に捧げるとともに、この村の漁師に贈られた礼拝堂ということで、礼拝堂内部にはこのあたりの人々の暮らしや自然が伸びやかな線で描かれていますが、そこにとけ込むように親交の深かったジャン・マレーや当時コクトーのパトロンだったフランシーヌ・ウェイスウェラー夫人の肖像なども描かれています。
描かれた絵の一つ一つのストーリーを追いながら注意深くゆっくりと観賞しました。
キャンバスに描かれた絵や、彫刻は展覧会のために海を渡って日本へも運ばれます。
けれどこの礼拝堂はここへ来なければ見ることが出来ません。
旅の喜びはこんなところにもあります。
寒波の影響を受けて大変な思いをしてやっとたどり着いたけれど、ハイシーズンに訪れたならこの小さな礼拝堂はバカンスの人でごった返していたかもしれません。
こんなに静かに大好きなコクトーの渾身の作品と向かい合えたことは、幸せでした。
外へでると、空はもうすっかり藍色に変わっていました。

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さぁ、今日こそは素敵なホテルを楽しむぞ!
(しかし、この日もホテルに続くゲートがわからなくて迷うくらいに真っ暗になっていた7時過ぎになってホテルに到着、翌朝はまだうす暗い午前7時にはチェックアウトしたので、日中の景色を全く見ないで終わりました。またしてももったいなかったです。)

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このホテルのレストランはミシュランの☆つきだそうで、宿泊客だけでなく食事を楽しむために地元の人たちも訪れるということだったので、楽しみにしていました。
もともとフレンチがあまり好きではなく、東京でも本格的なフレンチレストランに行くことはめったに無いわたしたちですが、折角フランスに来たのですから、今までで最高!!すごく美味しかった~♪という食事を、一度は経験したいものです。

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しか~し、8時の予約でカクテルを頂きながらメニューとにらめっこ、ワインを選んでちょこっとのんだら、猛烈な眠気が襲ってきて目を開けているのがやっとという有様。
見れば、相方も半眼の構えです。

後はもう何を食べたか食べなかったかさっぱり記憶も残らないままデザートに。
それも早くベッドに行きたい一心でもぐもぐ口に押し込んでコーヒーは飲んだっけ?
チーズって食べた?
いやぁ~?わからない。

で、終了。
よたよたと、夜道を歩いて、ベッドにたどり着いて爆睡。

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そして、あっという間にあさ~~~!!
↑は朝の撮影です。
by junko73oz | 2011-01-11 21:09 | 10・冬・フランスで・・・


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