砂漠のフランク・ロイド・ライト邸
日本では見ることが出来ないサワロサボテンが、広い道路の両脇やその向こうに果てしなく広がる荒原に無数に生育している憧れていた景色。
2003年1月発行の雑誌 X-Knowledge HOME ARIZONA[ 砂漠のフランク・ロイド・ライト]で見て以来、ずっと見たかった景色を目の当たりにして、歓声をあげながらきょろきょろしているうちに・・・
車は見覚えのある建物を臨めるこんな場所に着きました。
サワロサボテンから簡潔な構造の建築工学のインスピレーションを得たといわれる、巨匠フランク・ロイド・ライトの終の棲家ともなったタリアセン・ウエストです。
彼の没後50年が経過した今も、美しいチェロッキー・レッドに塗装された構造と、彼がこだわったテントの帆布の白とのコントラストが美しいたたずまいです。
タリアセン・ウエスト (Taliesin West)
アリゾナの州都、フェニックスから60キロほど離れたマクドウェル・マウンテンの山麓、スコッツデールの北部、乾いた赤い土にさまざまなサボテン以外は成長しにくい不毛の大地で、1938年から1959年の彼の死に至るまで、この建築は追加修復し続けられました。
中には、オフィス・設計スタジオ仕事上のゾーンと、台所、食堂、ガーデンルームと呼ばれるリビングルーム、キバ劇場、キャバレイ劇場、音楽パビリオンなどの生活のためのゾーン、そしてビジターセンターなどが建てられています。
彼はここで生活をし、設計の仕事や若い学生の教育(建築哲学と手法)をしました。
タリアセンと言う言葉は、ウェールズ語で「輝く額」の意味を持つそう。
もともとの彼の所在地であった、緑豊かなウィスコンシン州のもうひとつのタリアセンには夏の間、夜は冷え込むが昼の間は冬でも30℃まで気温が上がるアリゾナのタリアセンには冬の間、というように1年を半分に住み分けていたそうです。
建物の周囲には、渇いた砂漠のオアシスのように噴水やプールなどが配置されています。
そして、各ゾーンのエントランス付近には各国の美しい彫刻、中庭に面したオープンエアーの部屋には日本に由来する屏風なども多数配置されています。
周囲の自然に在った石を塗り固めた壁、当初ガラス無しのテントのみであった天井(今はガラスが嵌め込まれています)など、ライト氏のこだわりと建築哲学が垣間見られます。
どこか和風な枝振りの庭木やウチワサボテンが建物をさらに美しく魅せます。
建物の内部は撮影が許可されていないのでお見せできずとても残念ですが、とりわけ、家具や照明まですべてをライト氏自身がデザインしたという広いリビングの美しさはため息が出るほど。
ここに住みたい・・・ でも暑い。^^;
新作レゴブロックのアーキテクチャーシリーズに落水亭や他のライト氏の作品があるらしいので、それで遊んでおこう。
2003年1月発行の雑誌 X-Knowledge HOME ARIZONA[ 砂漠のフランク・ロイド・ライト]で見て以来、ずっと見たかった景色を目の当たりにして、歓声をあげながらきょろきょろしているうちに・・・
車は見覚えのある建物を臨めるこんな場所に着きました。
サワロサボテンから簡潔な構造の建築工学のインスピレーションを得たといわれる、巨匠フランク・ロイド・ライトの終の棲家ともなったタリアセン・ウエストです。
彼の没後50年が経過した今も、美しいチェロッキー・レッドに塗装された構造と、彼がこだわったテントの帆布の白とのコントラストが美しいたたずまいです。
タリアセン・ウエスト (Taliesin West)
アリゾナの州都、フェニックスから60キロほど離れたマクドウェル・マウンテンの山麓、スコッツデールの北部、乾いた赤い土にさまざまなサボテン以外は成長しにくい不毛の大地で、1938年から1959年の彼の死に至るまで、この建築は追加修復し続けられました。
中には、オフィス・設計スタジオ仕事上のゾーンと、台所、食堂、ガーデンルームと呼ばれるリビングルーム、キバ劇場、キャバレイ劇場、音楽パビリオンなどの生活のためのゾーン、そしてビジターセンターなどが建てられています。
彼はここで生活をし、設計の仕事や若い学生の教育(建築哲学と手法)をしました。
タリアセンと言う言葉は、ウェールズ語で「輝く額」の意味を持つそう。
もともとの彼の所在地であった、緑豊かなウィスコンシン州のもうひとつのタリアセンには夏の間、夜は冷え込むが昼の間は冬でも30℃まで気温が上がるアリゾナのタリアセンには冬の間、というように1年を半分に住み分けていたそうです。
建物の周囲には、渇いた砂漠のオアシスのように噴水やプールなどが配置されています。
そして、各ゾーンのエントランス付近には各国の美しい彫刻、中庭に面したオープンエアーの部屋には日本に由来する屏風なども多数配置されています。
周囲の自然に在った石を塗り固めた壁、当初ガラス無しのテントのみであった天井(今はガラスが嵌め込まれています)など、ライト氏のこだわりと建築哲学が垣間見られます。
どこか和風な枝振りの庭木やウチワサボテンが建物をさらに美しく魅せます。
建物の内部は撮影が許可されていないのでお見せできずとても残念ですが、とりわけ、家具や照明まですべてをライト氏自身がデザインしたという広いリビングの美しさはため息が出るほど。
ここに住みたい・・・ でも暑い。^^;
新作レゴブロックのアーキテクチャーシリーズに落水亭や他のライト氏の作品があるらしいので、それで遊んでおこう。
by junko73oz
| 2009-07-15 14:29
| 09・夏・サウスウエストで・・・
インディアンカントリーへ
by junko73oz
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
カテゴリ
全体インディアンとカウボーイ
ウチナーンチュ
陶芸睦月
いづみ先生のお料理教室
れいこ先生のLove Letter
hand made
eat
ひるめし前
くらし
あっちこっち
tableware
クリスマス
きのこの山 (1~5)
06・晩夏・上高地で・・・
06・冬・沖縄で・・・
07・春・タイで・・・
07・春・京都で・・・
07・夏・八重山で・・・
07・晩秋・沖縄で・・・
08・春・沖縄で・・・
08・夏・サンタフェで・・・
08・冬・金沢で・・・
09・夏・サウスウエストで・・・
09・秋・ベトナムで・・・
10・春・北東北で・・・
10・春・陶器市で・・・
10・夏・信州で・・・
10・冬・フランスで・・・
11・春・京都と山陰で・・・
11・初夏・信州で・・・
11・夏・沖縄で・・・
11・秋・デンマークとフランスで
12・春・沖縄で・・・
12・夏・沖縄で・・・
12・晩秋・USA東海岸で・・・
未分類
以前の記事
2019年 03月2014年 07月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 06月
more...
お気に入りブログ
ナギヲWorkscoruha*のへそ
stew stew st...
イギリスからヒトリゴト
立呑屋
陶芸 睦月
きままなクラウディア
ガラス工房 橙
ひびこれ・Hibikor...
工房 「一閑」 気まま通信
ナイル商会
ヒマでも食べる
Canvas cooki...
水色の雨
ミルクムーン
ココロ写真
散歩のように旅
食卓の風・・・
裏sanpon
パリ近郊のカントリーライフ
ハレクラニな毎日Ⅱ
Azumi'sDiary
☆スターフルーツの木の下で☆
ありがとう 人生!~me...
Souvenir~散歩写...
KazのNY庭生活 2
Le Perline ビ...
絵手紙 with 都々逸
イギリスのティーウエアー...
施基彩々
nice!nice!nice!
ゆうゆう時間
リキシャで日本一周(写真...
クールドミール
パン教室 SpazioF...
MELLOW STUFF
MONO STYLE +
針仕事職人の気ままな仕事場
peddyのくまちゃん ...
Vie tranquille
jeudi 日々の暮らし
天までとどけ♪この暮らしっぷり
Butterfly Life
匙屋 + sajiya ...
レンガの小径
LIVINGから
littleones -...
もしもし、聞いてください
鏡花水月